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社会にモノ言うはじめの一歩 活動家一丁あがり!
「食や農が大好き」
「日本の農業を守りたい」
というあなた、
エコ・ロハスをきっかけに
「もっと自分で動いてみたい・・」
というあなた!
はじめの一歩、動き出してみませんか?
食と農にかかわりながら、社会をよりよくする方法はたくさんあります。
就農する、生産者と消費者をつなぐ、環境や食に取り組むNPO・NGOとして制度や政策に働きかける、
イベントや講演会で日本の食や農の現状を広く市民に訴えかける・・・。
今、具体的に「こうやって農業を盛り上げよう」「この仕事で世直ししよう」というアイデアがある人はもちろん、
ない人も歓迎です。これから、同じ思いを持った仲間と一緒に考えていきましょう!
この講座では、生産者と消費者の橋渡しを長年行ってきた生活協同組合のパルシステムのプロデュースにより、農に関心のある若者が日本の食と農の現実と課題を知り、「食と農で世直し!」をテーマに、多様なチャンネルから自分に何ができるのかを考え、将来を担う若者の視点で農業の意義や課題を社会に発信していける活動家となることを目指します。
各講座を通してグループごとに「世直しプラン」を作成し、卒業イベントで社会に向けて発表します。
【講座スケジュール(予定。講演タイトルは仮題。)】
2011年10月~2012年2月/場所:主にパルシステム連合会東新宿本部10/20(木)19:00-21:30 | オリエンテーション&トークセッション「食と農を軸にした世直し例の紹介・提案」 「食と農で世直し」ってどんなこと?各地の実践例を交えて話します。 初回挨拶:山本伸司(パルシステム連合会理事長)、 湯浅誠(活動家一丁あがり実行委員会・反貧困ネットワーク事務局長) トークセッション:大江正章(PARC代表理事・コモンズ代表)、 高橋宏通(パルシステム連合会産直推進部長) |
10/29-30(土日)1泊2日 | 合宿@千葉県旭市 生産者に話を聞こう!若者の世直し当事者に話を聞こう!そして一緒に考えよう! 旭市海上で産直事業拡大、生産者・消費者交流、地域活性化に取り組む産地を訪れ、その思いを聞きます。 また、実際に就農した若者やNPOで活躍する若者を呼んで交流し、「問題は何なのか」を一緒に考えましょう。農作業体験もお楽しみに。 石毛正敏(うなかみの大地代表取締役社長)・ほか |
11/17(木)19:00-21:30 | 講義「生き方と農~半農半X~」 +世直しプラン作り 食・農とともに生きることは、生き方、暮し方を見直すきっかけにも。「半農半X」のコンセプトで、X(天職)と農ある小さな暮らしを提唱する塩見さんにお話しいただきます。また、いよいよグループワークで「世直しプラン」の作成にとりかかります。 塩見直紀(半農半X研究所代表) |
12/15(木)19:00-21:30 | 講義「食から農の課題を解決~消費者運動の軌跡~」 +世直しプラン練り直し 一人ひとりの消費者が食卓の安全安心を求めて動いてきた、その軌跡を話します。 増田レア(マハラバ文庫・前パルシステム東京理事長) |
1/12(木)19:00-21:30 | 世直しプラン最終まとめ&模擬発表と見直し 卒業イベントに向けて、プラン作成も終盤を迎えます! 様々な立場の活動家からアドバイスを受けながら、仕上げていきましょう。 |
2/4(土)午後時間未定 | 卒業イベント 第1部:「食と農でどう世直しするか」パネルディスカッション 第2部:受講生のプラン発表 いよいよ最終回は、「食と農で世直し」をテーマにパネラーを招いての卒業イベントを開催します。 このイベントはみなさんがつくったプランの発表会でもあります。専門家やマスコミ、行政など、たくさんの人を集めて発信しましょう! |
※スケジュール・内容は変更の可能性があります。
山本伸司さん(パルシステム連合会理事長)
パルシステムは、失業者がつくった。創業者達は、学生運動で退学され就職できなかった。それでも熱い思いだけはあった。では、どこから活動を始めたか。地域に入っていった。出資を募り、農家で農産物を仕入れ、そして協同で食を手に入れた。あれから40年。巨大化に甘んぜず、次の地域づくりへ進もう。全国各地の農が待ってる。放射能や食品汚染に怯える都市の仲間たちがいる。さあ、みんなも活動家になろう。農と食を守り、安全と安心を共につくっていこう。
湯浅誠さん(活動家一丁あがり実行委員会・反貧困ネットワーク事務局長)
ある課題に気づいたとき、あれやってみよう、これやってみようと次々に選択肢を思い浮かべられますか?それとも、何をどうすればいいかわからない、どうせ何をやっても変わるはずない、と最初からあきらめますか? 揺らぎ続ける「食」と「農」を通じて、この社会の未来を自分たちで切り開きたい人、あつまれ。
大江正章さん(PARC代表理事・コモンズ代表)
日本人は、食べものもエネルギーも、他人任せにしてきました。その結果、食料自給率は40%。異常な低さです。そして、農業ではなかなか食べていけません。一方、自分が食べるものの一部でも作るのが楽しいと思う人は増えています。その間に何があるのか、一緒に考えていきましょう。ホントは本物の農業って面白いかも。
高橋宏通さん(パルシステム連合会商品本部産直推進部長)
農業は私たちにとってかけがえのない食べ物を生産してくれるばかりではなく、
環境、生き物、文化、教育などさまざまな恩恵をもたらしてくれます。
パルシステムは、そんな農業の多面的な価値を大切にしその価値をできるだけ
発揮できる姿を、生産者と消費者が一緒になって取り組んでいます。
生産者と消費者のつながりだけではなく、農家、生産者同士の連携、
畜産生産者と耕種農家の連携、などを取り組み地域が豊になることを大切にしています。
石毛正敏さん(うなかみの大地代表取締役社長)
東京から約100㎞にある千葉県旭市。大消費地に近く、
農協や複数の農産物出荷業者があり、一見すると、
農業を続けるには好条件の土地ですが他の地域と同様に、
若手就農者は減少の一途で、後継者不足による耕作放棄地が増加しているのが現状です。
今、声を出さなければ、10年後20年後、野菜はどこからやってくるのでしょうか?
「理屈はいらない、求む百姓」
塩見直紀さん(半農半X研究所代表 )
「『地の塩』となり、時代を見つめ、身近なところから世直しし、和の世紀を後世に」
20年前、「ソーシャルデザイン」ということばと出合い、自分がしたいことは、
これだと思いました。20代半ばのことです。「世直し」ということばは、
キャラクター的に講演等で使ったりはしないけれど(笑)、なぜだか以前からひかれることばでした。
ぼくのような普通の人が世直し講座に呼ばれる時代!ついに来たのですね。
増田レアさん(マハラバ文庫・前パルシステム東京理事長)
くらしの中にあることば、台所の隅からの気付き。これがいつの時代でも社会を変革してきています。一人である事こそ、家で考える事こそ、主体者であると主張できるのです。食べる側も作る側も、互いの持たざる部分を協同する事とで社会を見つめられるのです。ひるむことなく、脅える事なく、私たち自身のことばを発していこうではないですか。
「ええじゃないか」を底辺のものが叫ばずには、新しい希望を掲げられません。
◇下記の項目をご記載の上、PARC事務局まで郵送・FAX・Eメールでお送りいただいてもOKです。
◇締切日:2011年9月30日(金)(必着)※メール・FAX・郵送いずれも可 ※締切り日以降は、事務局へお気軽にお問い合わせください。