PARC TOPPARC自由学校PARC自由学校特別企画―放射能汚染時代を生きる

放射能汚染時代を生きる
―福島の「いま」とわたしたちの選択

3.11東日本大震災から約2年がたった現在、放射能汚染は、福島で暮らす人たちにとっても、また東京近郊で暮らす私たちにとっても、深刻な、長期的な問題となっています。国の対策が十分でない中、子どもの健康被害、除染、食べ物の汚染、避難、農業と、問題は山積で、その解決は「個人の選択」「自治体の判断」に丸投げされている面も多くあります。脱原発運動は今も盛り上がっていますが、日本政府は2030年代での脱原発という方針すら撤回し、大飯原発を再稼働させ、原発輸出をすすめています。
 PARCではこれらの問題に関して、同じく被害者である福島の農業者と各地の生活者が分断され、ともすれば対立の構図ができてしまっていることを深く懸念するとともに、学びや対話の場が継続的に確保されていくことが重要であるという問題意識から、下記のような勉強会を企画いたしました。ぜひ対話の輪にご参加ください!

■参加費 一回800円 (PARC会員:500円)
■単発参加可能(予約優先)

【プログラム】

第1回 ◆7/29(月) 18:30〜21:00
photo coming soon テーマ:「避難する/しない」は誰がどう決める?−自主避難した母親たちの苦悩と希望
講師:中村美紀(山形避難者母の会 代表)
避難区域以外から子どもを連れ、夫を福島に残し母子のみで避難を選択した母親たち。故郷に残る大切な人を想うが故の苦悩と、福島の今を知ってほしい。
※コーディネーター:大江正章(PARC代表理事/コモンズ代表)

第2回 ◆8/29(木) 18:30〜21:00
photo coming soon テーマ:「日々の暮らしの中で放射能汚染にどう向き合うのか
講師:山田真(小児科医)
福島原発事故はとり返しのつかない惨事である。しかし、放射能による健康障害が因果関係を説明しにくいのをいいことに、放射能安全神話が作られ、急速に風化されようとしている。このことにどう接していくのか、考えたい。

第3回 ◆10/21(月) 18:30〜21:00
photo coming soon テーマ:福島県の漁業・漁業者の「いま」
講師:乾政秀(叶土舎・最高顧問)
原発事故以来、福島県の沿岸・沖合漁業はほぼ全面的に停止した。放射能が不検出の魚類を対象に一部漁業で試験操業が始まっているが震災前とは程遠い。福島県の漁業の現状を報告する。
※コーディネーター:細川弘明(PARC代表理事/京都精華大学教員)

※当日使用した、乾政秀さんのパワーポイントデータはこちらからダウンロードできます。
是非ご覧ください。

2013年10月21日パワーポイントデータ

【お申し込み・お問い合わせ】


お名前、希望参加日を明記の上、アジア太平洋資料センター(PARC)自由学校にご連絡ください。

アジア太平洋資料センター(PARC)自由学校
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11東洋ビル3F
TEL:03-5209-3450 FAX:03-5209-3453 E-mail:office@parc-jp.org