2012年9月、沖縄県の尖閣諸島を日本政府が国有化したことをきっかけに、中国
では反日デモの嵐が吹き荒れています。日系企業や日本食レストランもデモ隊に
襲われる中で、日中の政府・民間の交流事業も次々と中止になりました。
日本のマスメディアは反日デモを大きく報じていますが、日中の対立を煽り、誤っ
た中国社会認識を垂れ流すだけの報道もたくさんあります。反日デモが起こるた
びに繰り返されるこうした構図の中で、私たち市民にとって中国の人びとの本音
や社会背景はなかなか見えてきません。それどころか、今回の反日デモに対し日
本の市民社会はどのように受け止めればいいか、多くの人たちが思考停止状態に
陥っているのではないでしょうか?
2012年に国交正常化40周年を迎えた日本と中国。両国間の歴史やそれぞれの歴
史認識を改めて問い直し、人々とつながる回路を見出すために、気鋭の若手研究
者お二人をお招きし、緊急トークライブを開催します。ぜひご参加ください。
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【日時】2012年10月9日(火)19:00〜21:00(18:30開場)
【会場】連合会館(旧総評会館)201会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
※アクセス:東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口(徒歩0分)
東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」B3出口(徒歩0分)
都営地下鉄新宿線「小川町駅」B3出口(徒歩0分)
JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口(徒歩5分)
※会場地図はこちら
【参加費】 一般:500円
PARC会員、大竹財団会員、学生:無料
※予約優先
予約は締切りましたので当日直接会場にお越しください
【ゲスト】
●丸川哲史さん(明治大学政治経済学部・教養デザイン研究科教授)
1963年生まれ。明治大学政治経済学部・教養デザイン研究科教授。専門は台湾文
学と東アジア文化論。映画評論、文芸評論の分野でも活躍。著書に『台湾ナショ
ナリズム ― 東アジア近代のアポリア』(講談社選書メチエ)、『ポスト〈改革
開放〉の中国 ― 新たな段階に突入した中国社会・経済』(作品社)、『魯迅と
毛沢東』(以文社)、訳書として『脱帝国―方法としてのアジア』(陳光興著)、他
多数。
●劉 傑さん(早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授)
1962年生まれ。早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授, 大学院アジア
太平洋研究科教授(兼担)。専門は近代日本政治外交史、近代日中関係史、現代日
中関係論、現代中国論等。特に、日中間に横たわる歴史認識問題とその背景の研
究を行なう。著書に『日中戦争下の外交』(吉川弘文館)、『中国人の歴史観』
(文藝春秋 文春新書)、『いま 《アジア》をどう語るか』(共著・弦書房)、)
『国境を越える歴史認識―日中対話の試み』(共編著・東京大学出版会)他多数。
【共催】
アジア太平洋資料センター(PARC)
財団法人 大竹財団
【お申込み・お問合せ】
アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org
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