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【第1回 PARC採掘問題研究会】
「対案のある反対運動」から学ぶ
エクアドル鉱山開発と抵抗運動の今





小型から大型のものまで、電化製品は暮らしに欠かせない
必需品となりました。一方で、これらの製品に用いられる
鉱物資源の採掘問題については、大半の人が無頓着な
状態のままです。先進国の電子製品の需要に左右されながら、
今でも無秩序な乱開発が行われています。

南米・エクアドルでも、このたび銅山の新たな採掘計画が
持ち上がり地元の人びとの反対をよそに強硬に開発が
押し進められています。

開発されようとしているのはエクアドル北部「インタグ」地方の山々。
世界遺産級の豊かな自然が残る地域です。

この地域での鉱山開発への抵抗運動の歴史は長く、
世代を越えて、抵抗のスピリッツが受け継がれています。
これまで二度の乱開発を退けてきました。

しかし、今回の国策としての強引な開発によって、
コミュニティは今、かつてない危機にあります。
このたび、インタグ地方で生まれ育ち、
国外から現地コミュニティと連携し支援を続けている
マルティン・ソリージャさんをゲストに迎え、
現地コミュニティの鉱山開発に対する抵抗の取り組みの
お話をお聞きします。

開発や外資に頼らず、自然と共に暮らしていく
ライフスタイルを提示することで鉱山開発に反対する、
「オルタナティブな」抵抗運動のあり方から、
また、ご自身も国外からインタグの運動を支援されている
マルティンさんの活動から、
日本にいる私たちがこの問題にどのようにかかわっていく
ことができるか、危機に瀕しているコミュニティに
どのような支援ができるのかを考えましょう。


ゲストスピーカー:マルティン・ソリージャさん
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エクアドル、インタグ地方で、鉱山開発への抵抗運動に深く
関わってきた両親のもとで幼少期を過ごし、
インタグ地方の社会・環境問題を背景に
エコロジーに強い興味を持つにいたる。16歳で渡米。
コーネル大学(米国ニューヨーク州)で開発社会学、環境科学、昆虫学を学ぶ。
在学中にコーネル大学とインタグ地方のコミュニティの
連携を目的とする「インタグ・プロジェクト」を設立、
インタグの様々なコミュニティ組織との連携を実現。
2015年まで同プロジェクトの共同講師と現場でのプログラム管理者を務める。
今回は、将来を見定めるための旅の途上にて訪日。



採掘問題研究会とは
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教材DVD作品『スマホの真実』制作をきっかけに
始まった市民の手による調査研究会。
私たちの暮らしを支える鉱物資源がどこから来ているのか?
その採掘現場ではどのような問題が起きていて、
それをどのように日本にいる私たちがとめられるのか?
市民の手で調査し、解決を探るための実践的調査研究の場です。
どなたでもご参加いただけますし、専門家である必要はありません。








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日 時:2016年6月6日(月)19:00〜21:30

プログラム
    19:00〜19:40 『スマホの真実』視聴
    19:40〜19:55 インタグの鉱山開発についての概要
    20:00〜21:00 マルティン・ソリージャさんのお話
    21:00〜21:30 ディスカッション

会 場:PARC自由学校 2F教室
 ※アクセスはこちら

参加費
800円(一般)
500円(PARC会員・PARC自由学校2016年度受講生)※予約優先


お申し込み 下記のフォームにて送信いただくか、
 メール、電話にてお名前申込人数をご連絡ください。
 申込フォーム:こちら




主催
NPO法人 アジア太平洋資料センター(PARC)

お申し込み・お問い合せ
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455
E-mail :office@parc-jp.org