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国際シンポジウム
「エシカルケータイはつくれるか?」


 近年、「フェアトレード」、「オーガニック」などの「エシカル」な食品や衣服が注目されています。では、環境や人権に配慮したエシカルケータイはできないのでしょうか?  本シンポジウムでは海外からのゲストも招いてその可能性を探ります。 「責任ある鉱物調達」。これは近年採掘事業者が標榜している言葉ですが、それはこれまでに世界中で起きてきた採掘現場での環境破壊をなくすことができる方法なのでしょうか?  次に、「サプライチェーン・マネジメント」。製品に使われているパーツがどのように作られているのか?そのパーツはどのような素材から作られているのか?その素材はどのような鉱山現場から来ているのか?素材までさかのぼって環境破壊・人権侵害が起きないように保証する事はできるのでしょうか? 「エシカルケータイ」に関わる、長く複雑なサプライチェーン。その始まりの部分にあたる採掘現場の実態。鎖の行き着く先となる製品メーカー。そしてその間をつなぐ鎖の中央部。この三つの立場から関わるゲストを招いてエシカルケータイの可能性を探ります。

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日 時:2017年3月25日(土)13:00〜16:00(開場12:30)

参加費:一般1500円、PARC会員1000円 ※予約優先(定員80名)

会 場:ソラシティ・カンファレンスセンター 2F テラスルーム
※会場地図はこちら
JR中央線 御茶ノ水駅より徒歩1分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 直結
東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅より 徒歩4分
都営地下鉄新宿線 小川町駅より 徒歩6分

【プログラム】
・講演(20分):「現場に行かなければ見えない、世界の鉱物採掘現場での問題」
 キャサリン・クーマンズ(MiningWatch Canada)

・講演(20分):「真に責任のある鉱物調達〜コミュニティを支える調達チェーンのつくり方」
 ベンジャミン・クレア(Better Sourcing Program)

・講演(20分):「鉱物調達に配慮してもスマホはつくれる!〜オランダ・フェアフォンの経験」
 モニーク・レンパース(Fairphone)

・パネルディスカッション「もっとエシカルなケータイはつくれるのか? 日本では何ができる?」(100分)


<登壇者プロフィール>
キャサリン・クーマンズ/Catherine Coumans(MiningWatch Canada/MWC)
MWCは1999年に設立されたカナダのNGO。環境保全・人権保護・先住民族の権益の保護を目的として、世界中で採掘事業を展開するカナダの採掘企業による現地行動をウォッチする。キャサリンはその設立当初からかかわり、アジア担当としてフィリピン・マリンドゥケにおけるテーリングダム事故の補償を求める運動やパプア・ニューギニアにおける先住民族コミュニティへの権利侵害の真相究明・適正補償など「無責任な採掘」に立ち向かう活動を展開してきた。

ベンジャミン・クレア/Benjamin Clair(Better Sourcing Program/BSP)
BSPはコンゴ民主共和国および周辺国におけるタンタル、タングステンについて紛争フリー認証をする社会的企業。鉱物調達が単に紛争寄与を避けるという点だけでなく、真に責任ある鉱物調達チェーンを実現することで貧困に苦しむ現地コミュニティが鉱物収入を軸として生活を立て直すことができるように取り組む。ベンジャミンはその設立から参画し、自らコンゴ、ルワンダの採掘コミュニティに通い、適正な調達によって生活が改善していく様を目撃してきた。

モニーク・レンパース/Monique Lempers(Fairphone)
Fairphoneはオランダで立ち上がった社会的企業。その名を冠したスマートフォンFairphone、Fairphone2を製造販売し、これまでに10万台以上を販売。Fairphoneでは鉱物調達だけでなく、製造にかかわる労働者の権利、製造から廃棄までの包括的な環境負荷低減により配慮していくことを目標としている。一台目より二台目、二台目より三台目とよりフェアでエシカルなスマートフォンを実現するために立ち止まらず、新たな取り組みを始めている。モニークはサプライチェーン担当として現場で起きている問題を解決・予防するために、製造ラインの実情と鉱物調達の問題の双方に目を向けて、すべてのことを一度にはできないが、一つずつより多くの問題を解決してきた。

※日本の電機電子産業の調達方針に関する有識者も予定

※満席となった場合、予約を優先させていただきます。
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◆主催・問合せ先◆
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455
E-mail :office@parc-jp.org
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※本シンポジウムは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催いたします。