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ワンコイン・シネマ・トーク 2018

 グローバル化の時代といわれる今日、私たちは、身の回りにある「安さ」や「快適さ」がどのように形作られているのか、ふだん意識することがありません。しかし、ひとたび舞台裏に目を向けると、環境や人権をめぐるさまざまな問題が浮かび上がります。
 「ワンコインシネマトーク」は、PARC制作の映像作品を見て、講師のお話を聞き、参加者みんなで語り合う場です。自由に感想・意見を出し合い、ともに現代社会について考えましょう。

【6/4】 「差別や暴力と闘う途上国の女性たち」(解説:甲斐田万智子) 終了
【8/6】 「持続可能な漁業と魚食とは?」(解説:花岡和佳男) 終了
【10/15】「日本社会の縮図・コンビニ」(解説:土屋トカチ) 終了
【12/3】 「バナナと日本人―過去と現在」(解説:石井正子)

会 場:PARC自由学校教室
※アクセスはこちら

参加費:500円

※特別オープン講座につき、どなたでも参加可能です。

<お申し込みはこちらの申し込みフォームから>

バナナと日本人―過去と現在
『バナナ植民地フィリピン』
『甘いバナナの苦い現実』


日 時:2018年12月3日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『バナナ植民地フィリピン』『甘いバナナの苦い現実』

 安価な輸入果物の代表格、バナナ。しかし、その背後には、私たちが安いバナナを食べる一方で、低賃金の労働者が農薬によって健康を害されている現実がありました。
 バナナ問題を日本社会に投げかけた故・鶴見良行(『バナナと日本人』)の調査から約40年。生産地でいま何が起きているのか? 最近人気の「高地栽培バナナ」とは?
 PARCでは、フィリピン・ミンダナオ島の生産地への取材を行い、2018年に新作DVD『甘いバナナの苦い現実』を制作いたしました。フィリピン・バナナをめぐる新旧2作品を上映後、ミンダナオ島を歩く研究者・石井正子さんに「バナナと日本人」の過去と現在を解説していただきます。

解 説:石井正子
(立教大学異文化コミュニケーション学部教授)

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定員となりました。





差別や暴力と闘う途上国の女性たち
『女たちが語るインド』


日 時:2018年6月4日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『女たちが語るインド』

 貧困とカースト制度が根をはるインド社会。教育を受けることができず、親の決めた相手と結婚させられ、自分の財産すら持てない――そんな社会的境遇を変えようと活動するインド・グジャラート州の女性たちの姿を追います。上映後には、作中で女性たちと語り合った監修者の甲斐田万智子さんに、20年後の視点から解説していただきます。欧米を中心に、差別や暴力に対して女性が声を上げていく「MeToo(私も)」運動が広がりを見せている今日、途上国の女性たちはどのような差別や暴力に直面し、どのように声を上げようとしているのか。議論します。

解 説:甲斐田万智子
(認定NPO法人 国際子ども権利センター〈シーライツ〉代表理事/文京学院大学教授)

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持続可能な漁業と魚食とは?
『食べるためのマグロ 売るためのマグロ』


日 時:2018年8月6日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『食べるためのマグロ 売るためのマグロ』

 日本食の代表、刺身。なかでもマグロは、1年を通して最も広い売り場面積を占め、このかつての高級魚を私たちは手ごろな値段で買っています。しかし、東京・築地、清水、境港、奄美大島、メキシコ、フィリピン、中国・大連の各地の取材から見えてくるのは、乱獲や資源の枯渇、環境への負荷、豊かになれない漁民たちといった問題の数々。マグロを通してグローバル化する「食」の構造を検証します。上映後の解説は、元・国際環境NGOグリーンピース海洋生態系担当で、漁業コンサルタントの花岡和佳男さん。築地移転やオリンピックが迫るこの東京で、日本の漁業と魚食の将来を考えます。

解 説:花岡和佳男
(株式会社シーフードレガシー代表取締役)

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日本社会の縮図・コンビニ
『コンビニの秘密―便利で快適な暮らしの裏で』



日 時:2018年10月15日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『コンビニの秘密―便利で快適な暮らしの裏で』

 日本全国に約5万5000店存在するコンビニエンス・ストア。しかし、ほぼすべてのコンビニは「フランチャイズ・チェーン方式」の個人営業店。年中無休の24時間営業と多様化するサービスの裏では、オーナーとアルバイトが長時間労働やノルマに悲鳴を上げています。さらに、24時間棚に商品が並ぶ店舗からは、毎日大量の食品が廃棄されています。コンビニを通して、私たちの社会の生産、消費、労働のあり方を考えます。上映後には、監督・土屋トカチさんと元コンビニ・オーナーによるトーク。身近な存在・コンビニから浮かび上がる問題を一緒に語り合いましょう。

解 説:土屋トカチ
(映画監督)

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NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
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E-mail :office@parc-jp.org

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