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ワンコイン・シネマ・トーク 2019

 グローバル化の時代といわれる今日、私たちは、身の回りにある「安さ」「快適さ」「華やかさ」がどのように成り立っているのか、ふだん意識することがありません。しかし、ひとたび舞台裏に目を向けると、環境や人権をめぐるさまざまな問題が浮かび上がります。  「ワンコイン・シネマ・トーク」は、映像作品を見て、講師のお話を聞き、参加者みんなで語り合う場です。当たり前と感じているモノやコトについて議論し、私たちの社会のあり方を一緒に考えてみませんか?

【6/3】 2020年東京オリンピックは誰のため?(講師:谷口源太郎)終了
【7/1】 「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊(講師:飯沼佐代子)終了
【8/5】 記録映画から読み解くオリンピック(講師:永田浩三)
【9/30】 市民調査がつなぐ日本とアジア―エビ研究のその後(講師:内海愛子・福家洋介)
【10/28】 電気自動車とSDGsと鉱山問題(講師:田中滋)

会 場:PARC自由学校教室
※アクセスはこちら

参加費:各回500円

※特別オープン講座につき、どなたでも参加可能です。

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電気自動車とSDGsと鉱山問題
『スマホの真実―紛争鉱物と環境破壊とのつながり』



日 時:2019年10月28日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『スマホの真実―紛争鉱物と環境破壊とのつながり』

 私たちの暮らしに不可欠となったスマートフォンや小型電子機器。それらをつくるためには、通称「レアメタル」と呼ばれる希少金属を含む、20種類上の鉱物が必要とされています。しかし、鉱物採掘は巨大な利権を伴い、しばしばそこに暮らす人々の暮らしや自然環境に大きな影響を及ぼしています。身近なスマートフォンの内側に隠された調達の真実とは?  作品上映後には、本作の取材にあたったPARC事務局長・田中滋が、フィリピンとエクアドルの採掘現場の現在について報告。現地の人々の声とどのように向き合い、採掘と調達のあり方を変えていくことができるのかを考えます。

講 師:田中 滋(アジア太平洋資料センター 事務局長)


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市民調査がつなぐ日本とアジア―エビ研究のその後
『奪われたエビ』



日 時:2019年9月30日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『奪われたエビ』

 私たちの食べるエビはどこからどのようにやってくるのか? 大量消費・大量輸入される身近なモノの来歴を市民の目線でたどることで解き明かされる、日本の私たちの暮らしとアジアの人々の暮らしのつながり。  作品上映後には、故・村井吉敬さん、故・鶴見良行さんらとともにアジアを歩いた内海愛子さん、福家洋介さんのお二人にお話をうかがいます。東南アジア各地をともに歩き、議論するなかで考えてきたこととは? 「エビ研究からイワシ研究へ」という調査研究の歩みを通して見えてきたグローバル化時代の日本とアジアの姿とは? 市民調査の過去・現在・未来を語り合います。

講 師:内海愛子(恵泉女学園 名誉教授)
      福家洋介(大東文化大学 准教授)



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記録映画から読み解くオリンピック


日 時:2019年8月5日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

 来年東京で開催されるオリンピック。しかし、私たちの多くにとって、開会式・閉会式や競技を目にするのは映像を通してです。オリンピックと映像ははたしてどのような関係を結んできたのでしょうか?  手がかりとなるのが、レニ・リーフェンシュタール監督『オリンピア』(「民族の祭典」・「美の祭典」1938年)と市川昆監督『東京オリンピック』(1965年)です。それぞれ1936年ベルリン五輪と1964年東京五輪を撮影した両作は、ともに映画史に残る傑作として知られる一方で、記録と演出、芸術と政治をめぐる議論を呼んできました。二つの作品を検証することは、政治イベントとしてのオリンピックと向き合い、中継やニュース速報のような映像の自明性を疑う機会ともなります。  ドキュメンタリー制作に詳しい永田浩三さんに映像を交えてお話いただきます。。

講 師:永田浩三
(武蔵大学 教授/ジャーナリスト)

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「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊
『パームオイル 近くて遠い油のはなし』


日 時:2019年7月1日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『パームオイル 近くて遠い油のはなし』

 アブラヤシの実からとれるパームオイル。加工しやすい便利な油として、インスタントラーメンやスナック菓子、チョコレートなどさまざまな食品や、洗剤などの製造に使用されています。しかし、その調達の裏には、農園開発によって住む土地から追い出される人々や、低賃金・劣悪な労働環境で働かされる人々の姿、そして、熱帯林の消失と生物多様性の喪失という現実がありました。
 観賞後には、飯沼佐代子さんによる解説。熱帯林が失われ続けている現状から、持続可能な調達のための認証制度をめぐる課題まで、私たちが知らないうちに大量消費している「見えない油」の現在についてお話いただきます。

 飯沼さんが呼びかけ人となっているパーム油を利用した発電所事業の中止を求める署名に関連して、バイオマス発電の問題についてもお話をうかがいます。

 ※スライド資料をご利用いただけます。

講 師:飯沼佐代子
(地球・人間環境フォーラム)

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2020年東京オリンピックは誰のため?
『検証!オリンピック―華やかな舞台の裏で』


日 時:2019年6月3日(月)19:00〜21:30 (開場18:30)

上映作品
『検証!オリンピック―華やかな舞台の裏で』

 2020年夏に開催される東京オリンピック・パラリンピック。開催が刻々と迫るなかで、建設現場の過酷な労働環境や、「ボランティア」という名のタダ働き動員に、悲鳴や疑問の声が上がり、招致をめぐる不正疑惑は海外でも大きく報じられています。この「平和の祭典」はいったい誰のために行われるのでしょうか?
 招致決定後の2014年に発表された映像作品を上映後、監修者の谷口源太郎さんによる解説。一年後に迫り、さまざまに露呈している東京五輪をめぐる問題の根幹には何があるのか? スポーツのあるべき姿とは? 議論します。

講 師:谷口源太郎
(スポーツジャーナリスト)

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E-mail :office@parc-jp.org

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