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この不条理に満ちた世界―。ときに国家や組織による構造的な暴力、不正、個人に内面化された差別、一人ひとりの生命や権利、自由が尊重されず奪われていくこともある社会。生まれ落ちた‘時代’とこの日本‘社会’をいかに生きるのかは、すべての人に差し出された問いといえるでしょう。
この講座は、独自の視点で社会を見つめ、半生をかけて実践的な活動、あるいは表現・思想を積み上げ、いま現在も「人びとへの問いかけ」と「社会変革へのアプローチ」を続ける、さまざまな分野の講師が登場します。
長年の経験を通じて、いま何を問うのか、未来をどう展望しているのかなどを提起していただきます。参加者にも活発な議論と交流を期待します。
※単発でも参加できるオープン講座ですが、継続参加を歓迎します。できればシリーズ全体を通して、自己を振り返り新たな視点を得る機会となり得るような、継続的なクラス内対話をめざします。
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【6/18】 差別・障害・優生思想―やまゆり園事件を考える(講師:最首 悟)
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【7/2】 少女たちの尊厳の今(講師:大谷 恭子)
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【7/16】 民と民がつながる世界―「民際協力」の意義(講師:中村 尚司)
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【7/30】 映像を撮ることの意味、見せることの意味(講師:本橋 成一)
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【9/3】 東電原発事故による放射能汚染は科学者に何をもたらしたのか(講師:崎山 比早子)
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【9/17】 肯定と非暴力という姿勢(講師:小泉 英政)
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【9/29】 市民が運動する・発信する・生きていく(講師:新倉 裕史)
■会 場:PARC自由学校教室
※アクセスは
こちら
※【9/29】市民が運動する・発信する・生きていく(講師:新倉 裕史)の回は時間や会場が他の回と異なります。ご注意ください。(詳細は
こちら)
■参加費:各回1000円(5回分以上のまとめ払い各回900円)
※25歳以下無料
※特別オープン講座につき、どなたでも参加可能です。
※受講料は当日お支払いください。
<お申し込みはこちらの申し込みフォームから>
差別・障害・優生思想―やまゆり園事件を考える
【定員に達したため申し込みを締め切らせていただきました】
■日 時:2019年6月18日(火)10:30〜12:30
「いのち」とずっと真摯に向き合われてきた立場から、やまゆり園事件について植松被告との手紙のやり取りについて思うことや、障害を持って生まれてきた娘と向き合う中で思うことについてお話しいただきます。
●主著:『星子が居る 言葉なく語りかける重複障害の娘との20年』世織書房 1998/『「痞(ひ)」という病いからの―水俣誌々パート2』どうぶつ社 2010
■講 師:
最首 悟(和光大学 名誉教授)
■お申し込み
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【定員に達したため申し込みを締め切らせていただきました】
少女たちの尊厳の今
■日 時:2019年7月2日(火)10:30〜12:30
国連は、2011年、10月11日を国際ガールズディと定め、少女たちの尊厳とエンパワーメントは国際社会において喫緊の課題とした。
世界の少女のみならず、日本の少女たちもまた、子どもであること、女性であることに加え、格差や孤立、虐待、障害等々によって、さまざまな困難に直面している。
1956年制定の売春防止法は、勧誘した女性を罰するものの、買った男は処罰されない。風営法は、日本の巨大な風俗産業を支え、性搾取と性被害を合法化し、刑罰規定の厳罰化によっても性規範は決して強化されていない。JKビジネスやAV強制、法からこぼれた「人身売買・取引」は、少女たちの身近にあって、尊厳は踏みにじられている。
●主著:『共生社会へのリーガルベース―差別とたたかう現場から』現代書館 2014/『それでも彼を死刑にしますか:網走からペルーへ??永山則夫の遙かなる旅』現代企画室 2010
■講 師:
大谷 恭子(弁護士/永山子ども基金 代表)
■お申し込み
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民と民がつながる世界―「民際協力」の意義
■日 時:2019年7月16日(火)10:30〜12:30
援助する・されるの関係性ではなく、民と民が協力しあう民際協力の在り方を問うて来た経験からこれまでの活動とこれからの日本とアジアの関係性についてお話しいただきます。
●主著:『人びとのアジア』岩波新書 1994/『豊かなアジア、貧しい日本』学陽書房 1989
■講 師:
中村 尚司(パルシック 理事/龍谷大学 研究フェロー)
■お申し込み
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映像を撮ることの意味、見せることの意味
■日 時:7月30日(火)10:30〜12:30
炭鉱、サーカス、屠場など数多くの題材を選んで映像を撮ってこられた経験から、そこにいる人びとや風景にどのように引き寄せられるのか、それを撮る意味、そして見せる意味をどのように考えるのか、お話しいただきます。
●主な作品:写真集『炭鉱〈ヤマ〉(新版)』海鳥社 2015/映画『アレクセイと泉』ポレポレタイムズ社 2002
■講 師:
本橋 成一(映画監督/ポレポレタイムズ社 代表取締役)
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東電原発事故による放射能汚染は科学者に何をもたらしたのか
■日 時:2019年
9月3日(火)10:30〜12:30
科学者は本来真理を追究する人と考えられています。東電原発事故後、科学者は二分化し、その信頼を失いました。 科学に信頼を取り戻すために市民科学者にできることは何か、何をすべきか考えます。
●主著:「放射線教育の問題点―なぜ低線量放射線リスクは“わかっていない”とされるのか」『科学』2012年10月号 岩波書店/「医療被ばくのリスク」『日本整形外科学会誌』2018年92号237?250 日本整形外科学会
●参考文献:高木学校(編著)『レントゲン CT検査 医療被ばくのリスク』ちくま文庫 2014/東京電力福島原子力発電所事故調査委員会『国会事故調報告書』徳間書店 2012
■講 師:
崎山 比早子(医学博士/元国会事故調査委員会 委員/元放射線医学総合研究所 主任研究官/高木学校/原子力教育を考える会 メンバー/3.11甲状腺がん子ども基金 代表理事)
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肯定と非暴力という姿勢
■日 時:2019年
9月17日(火)10:30〜12:30
成田空港反対運動で三里塚で暮らし45年になる。空港反対の基礎にあったのは「この地で農業を続けたい」という肯定的な思い、有機農業はその思いをさらに豊かなものにした。肯定と非暴力という姿勢から社会と向き合う視点と運動を模索する。
●主著:『土と生きる―循環農場から』岩波新書 2013/『みみず物語―循環農場への道のり』コモンズ 2004
■講 師:
小泉 英政(小泉循環農場/憲法いいね!の会 主宰)
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【神奈川県横須賀市を訪問】
市民が運動する・発信する・生きていく
■日 時:2019年9月29日(日)14:30〜16:00
※他の回と時間や場所が異なります。くれぐれもご注意ください。
モットーは「理想を高く掲げない」。そして「持続に耐える」。
基地のまちで、希望を見つけるためのキーワードは「糾弾よりも対話」。
さて、どんな話に…
●主著:『横須賀、基地の街を歩きつづけて―小さな運動はリヤカーとともに』七つ森書館 2016
■講 師:
新倉 裕史(非核市民宣言運動・ヨコスカ)
■会場:
横須賀市産業交流プラザ 第一研修室
※他の回と開催曜日や時間、場所が異なります。くれぐれもご注意ください。
※お話を伺った後、希望者は新倉さんが40年以上続けている、横須賀で反基地を呼びかける月例デモにご参加いただけます
(会場から徒歩5〜6分。16:30開始のデモです。デモ内容の詳細は
こちら)
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2019年10月以降の開催については依頼中です。追って本ウェブページなどに更新情報を掲載する予定です。
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◆お問い合せ先◆
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail :office@parc-jp.org
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