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連続オンラインセミナー
気候危機対策における公正なトランジションとは?―鉱物資源の視点から考える

猛烈な台風、豪雨、酷暑、干ばつなど、気候変動の影響は 日本でも年々肌で感じられるようになりました。 大洪水や森林火災による悲惨な状況も世界中で報告されています。 こうした気候危機の深刻化を防ぐため、 私たちに残された時間はほとんどありません。 安全な地球はすでにカウントダウンに入っています。

そして今、この危機意識から社会経済システムの転換が急務となっています。 日本でも2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)が宣言されました。

しかし、トランジション(移行)が進む中、 波及的に起きる海外での影響は見落とされがちです。 例えばガソリン車をすべて電気自動車に転換しようと 考えたときに必要となる様々な鉱物資源。 それはフィリピンやインドネシアに新たに破壊的な 鉱山開発をもたらそうとしています。 また、化石燃料を電気エネルギーに転換したときに 必要になる多量の銅線。その原材料のために エクアドルの原生林が破壊されようとしています。

本セミナーでは、こうした世界で 起きている鉱物資源をめぐる乱開発の実態を 現地から報告いただき、 公正なトランジションのあり方を考えます。





第一回

日時:2月2日(火)19:00〜21:00
ゲスト:グリゼルダ・マヨアンダ氏(環境法律支援センター/ELAC)

※逐次通訳あり

40年もの間、日本に鉱石の供給を続けてきたフィリピン・パラワン島のリオツバ・ニッケル鉱山。すでに先住民族の生活・文化に多大な影響を及ぼしてきました。今、鉱物資源の需要の高まりを見越し、鉱山の拡張計画が進もうとしています。貴重な森林生態系や住民の生活への影響は計り知れません。長年、同鉱山の環境社会問題について取り組みを続けてきたグリゼルダさんにお話を伺います。

ゲスト発表資料: 20210202_presentation.pdf(5.7MB)

ゲスト紹介・主旨説明資料: 20210202_introduction.pdf(1.7MB)




第二回

日時:2月4日(木)19:30〜21:30
ゲスト:カルロス・ソリージャ氏(DECOIN)

※逐次通訳あり

エクアドル・インタグ地方では1990年代から一部の村が鉱山開発に反対し、自然保全に努めてきました。しかし2018年以降、拡大する銅の需要もあって、インタグ地方には無数の多国籍企業が銅鉱山を開設するためにやってきました。現地の活動家らは自分たちの権利だけではなく、エクアドル憲法で保障されている「母なる大地の権利」を主張することで、自然破壊が憲法違反であることを訴えました。その裁判の経緯と住民運動の現状についてカルロスさんに伺います。




第三回

日時:2月9日(火)19:00〜21:00
ゲスト:サハルディン氏(インドネシア環境フォーラム・南東スラウェシ/WALHI SULTRA)

※逐次通訳あり

現在、インドネシアでは次々と電気自動車のバッテリーを製造するための工場が建設され始めています。そのバッテリーに欠かせないニッケルの多くはスラウェシ島で採掘されるものです。しかし、その現場では、これまでのニッケル鉱山開発が陸上生態系の破壊と土砂による海洋汚染など、深刻な爪痕を残してきました。現地で環境保全活動に関わってきたサハルディンさんにお話を伺います。



会場:
各回Zoomオンライン通信システムを利用したオンラインフォーラム
※参加リンクは申込者にイベント前日までにお送りします

参加費:
無料

お申込方法:
【申し込み専用ページ】からお申し込みください。

共催:
国際環境NGO FoE Japan
アジア太平洋資料センター(PARC)
Fair Finance Guide Japan

お問合せ:
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL: 03-5290-3455 FAX: 03-5290-3453
E-MAIL: office@parc-jp.org

※本報告会は環境再生保全機構地球環境基金およびスウェーデン国際協力庁(Sida)の助成を受けて開催いたします