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グアム
先住民族チャモロの人びとを訪ねる
〜基地・戦争・平和を考えるもう一つの視点に出会う旅〜

グアムー青い海、白い砂浜、珊瑚礁に囲まれた太平洋の小さな島。リゾート地として有名である一方で、太平洋戦争における日米の激戦地や米軍基地としても知られています。沖縄からの米軍海兵隊の移転が決定されているうえに、普天間基地の移設候補先としても名前が挙がりました。しかしグアムとそこに暮らす人びとの歴史、文化、現在の生活について、わたしたちはいったいどれほど知っているでしょうか。

かつて米軍は、太平洋戦争中にグアムで虐待や虐殺を行った日本軍からチャモロの人びとを解放しましたが、その一方で多くの土地を奪い、基地を建設しました。戦後は、グアムの人びとも米軍に入隊し、これまでの米国が行ってきた戦争で多くの戦死者も出ています。そして現在も、米軍基地は、人びとの生活に密接に関わっています。多くの人びとが米軍基地で働き、地元経済は基地の存在によって潤うという構造になっています。また、海兵隊移転にともなう基地増強の計画も新たに進められています。 しかし、グアムの人びとはそういった状況を受け入れているわけではありません。とくに米軍に土地を奪われたままのチャモロの人びとのあいだで、基地増強に反対する声が上がっています。

この旅では、植民地支配や戦争のなかで人びとが生き抜いてきた歴史を学びます。また、先住民族の文化としてのチャモロ語や、伝統的な踊りや詠唱などを再び活性化させようと様々な取り組みを行っている人びとと出会います。そして海兵隊移転にともなう基地増強に反対するチャモロの活動家に島を案内してもらいます。

チャモロの人びととともに、「平和」と「基地」を見つめ直す旅にでかけてみませんか?

詳細

日程
12月23日〜12月30日 7泊8日
案内人
長島怜央さん
(法政大学大学院社会学研究科博士後期課程)
代金
248,000円(東京発着)
(事前学習会参加費・企画費・全行程宿泊費・食費・全行程移動費・入国税・空港税・燃油付加運賃等含む)
事前学習会
12月10日(金)19:00〜@PARC
申込み締切
11月17日(金)

※必ずお申込みの前に、旅行条件書をお読みください。

旅行条件

  • 最少催行人数/8名
  • 添乗員なし。プログラム企画担当者が同行
  • 利用予定航空会社:デルタ航空
  • 利用予定宿泊地:グランドプラザ(7泊8日)お二人で一部屋利用料金
    ※一人部屋追加料金:35,000円
  • 食事:朝7回・昼6回・夜7回(機内食は除く)
  • プログラムは多少の変更が生じる場合もございますので、あらかじめご了承下さい。

プログラム(予定)

12/23 午前 成田空港発、午後 グアム着
チャモロの伝統的な詠唱、チャントの練習見学(アガット)
12/24 午前 中部・南部観光:太平洋戦争国立歴史公園訪問(ビジターセンターなど)
午後 中部・南部観光:海軍基地周辺、戦跡ツアー
12/25 午前 地元の人びとが集うデデド朝市散策、日米の激戦地であり、戦没者を慰霊する慰霊碑の建つジーゴ平和慰霊公苑を訪問
午後 北部観光、タモン観光(チャモロ文化関連)
12/26 午前 チャモロ活動家による海兵隊移転関連ツアー
午後 チャモロ活動家の話(海兵隊移転など)
12/27 午前 南部観光:古い町並みがあり、チャモロ文化体験もできるイナラハン訪問
午後 南部観光:日本軍によるチャモロ虐殺跡であるメリソ、スペイン統治時代の遺構などがあるウマタック訪問
12/28 午前 野生生物保護区、リティディアン訪問
子どもたちへのチャモロ語教育をしているチャモロのデイケア見学・交流
12/29 午前 チャモロ文化やグアムの歴史に触れるハガッニャ観光
午後 チャモロビレッジのナイトマーケット観光
12/30 午前 グアム発
午後 成田空港着
 

参加お申込み

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