インドネシア・香料諸島に浮かび、時折ジュゴンもおとずれる小さな島、ハルク島。村では暮らしに必要なものを自分で創り出し、みんなで管理し、維持するということがごくふつうに行なわれてきました。しかしその文化もいま、近代化とグローバル化の波の中で揺らぎ、失われつつあります。
このツアーでは、近年まで島に息づいていた伝統的な資源管理システム「サシ」に代表される島の歴史や知恵を学びます。また同時に、農業、漁業、家づくり、調理といった島の暮らしを丸ごと体験することで、人びとが長い間育んできた生き延びる力と知恵を体験します。
魚をとり、木を切り出し、かまどで煮炊きをし・・・といった共同作業も盛りだくさん。島の若者たちとの交流の場では、紛争、環境、家族のことなど、未来についてじっくり語り合いましょう。「本当の豊かさって何だろう?」「自然と調和する生き方・暮らし方を学びたい!」という方におすすめのツアーです。
こちらからチラシがダウンロードできます。(PDF:4.14MB)
ぜひお誘いあわせの上ご参加ください!
旅行日程 | 2012年9月12日〜9月18日(6泊7日) |
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旅行代金 | 195,500円(企画費、宿泊費、食費、インドネシア国内移動費含む) ※上記ツアー参加費に加え、燃油特別付加運賃・成田空港税・台北空港税・航空保険料 約23,980円、インドネシアビザ代 25US$、インドネシア空港税 約1,900円が別途、必要になります (為替レート、原油価格の変動などによる変更の可能性があります)。 ※関西など他空港発着も可。 |
事前学習会 | 8月24日(金)19:00〜21:00 PARC事務所にて(参加費3,000円) |
案内人 | 鈴木隆史さん(桃山学院大学非常勤講師) 1957年生まれ。1985年からインドネシア、ボゴール農科大学へ留学、サメ漁民の村でフカヒレの調査を行った。専門は漁業経済学。 PARCとの付き合いは長く、第1回エクスポージャーの案内人に始まり、これまでに3回インドネシアでコーディネーターをつとめ、参加者を漁村やエビ養殖池に案内した。PARCのAV作品、「エビの履歴書」や「食卓と海」にも映像を提供。 また、PARCや他NGOが中心になって立ち上げた東ティモール市民平和緊急支援 プロジェクトの現地コーディネーターとしても3ヶ月間ディリに滞在。その後2年半、JICAの企画調査員としてディリ事務所でNGO支援などにあたる。2007年の東ティモール大統領、国会議員選挙支援に国連ボランティアとして参加。 現在、桃山学院大学非常 勤講師。インドネシア語講師、翻訳、通訳。 著書、「フカヒレも空 を飛ぶ」梨の木舎、1994年、松野明久編「インドネシアのポ ピュラーカルチャー」めこん1995年など。 |
申込み締切日 | 2012年8月2日(木) |
※締切日を過ぎてからの申し込みはお問合せください。
9/12(水) | 9:40 発成田空港→12:10台北着(台北で乗継) 16:05 台北発→23:00 スラバヤ着 ※他空港からの発着も可能です。 宿泊:スラバヤのホテル |
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9/13(木) | 8:05 スラバヤ発→12:40アンボン着 アンボンからハルク島へ船で移動・昼食各自。 宿泊:ハルク島NGOのゲストハウス |
9/14(金) | 午前:森の中でサゴヤシ伐採からデンプンを抽出する作業を体験。 収獲したサゴヤシ(パベダ)をいただきます。 森の畑で作物収穫(バナナ、キャッサバ、クローブなど)の手伝い。温泉入浴。 宿泊:ハルク島NGOのゲストハウス |
9/15(土) | 【終日】海で漁師体験やシュノーケリング体験。 ※地引網、カヌーで刺し網、一本釣り、船外機船でマグロ釣りなどを予定。現地の都合や天候によりいずれかを実施します。 宿泊:ハルク島NGOのゲストハウス |
9/16(日) | 日曜日の教会のミサに出席。村人や若者たちと交流。村の中の散策。 宿泊:ハルク島NGOのゲストハウス |
9/17(月) | 午前:ハルク島からアンボン経由、スラバヤへ移動 午後:スラバヤ近郊のエビ養殖池訪問予定 自由行動など 宿泊:スラバヤのホテル |
9/18(火) | 6:50 スラバヤ発→15:10台北着(台北で乗継) 16:35 台北発→20:40成田着 |
ハルク島へのエクスポージャー・ツアーに向けて、大阪で連続講座を実施します。ハルク島だけでなく、アジア太平洋の島々の暮らしや文化を広く知り、その課題や人びとの生活の変化も学べます。ぜひご参加ください!