PARC TOP>世界を知る学校>13.連帯経済 地域自立と共生社会を創る
現代の金融や「お金」のあり方、また企業と資本 の役割を根本から見直してみましょう。その上で、 新たな社会の基本設計図と「市民社会論」をとも に議論してみましょう。
市場原理主義と中央集権型政治はもはや限界に達 しています。地方自治、税制、社会保障体制等、 緊要の制度改革案を通して、絆で結ばれた「分権 型社会」「共生社会」への道筋を示します。
金融から遠ざけられてきた女性やNPO。その対 案として、市民がお金を出し合い、助け合って地 域経済を循環させ、社会を豊かにする事業に融資 を行う市民金融の実践についてお話しします。
持続可能な社会構築にむけて、国際的に金融の役 割が見直されている。金融の資源配分機能に社会・ 環境への配慮を組み込むことで、持続可能な社会 構築が進むと考えられるからである。本講では持続可能な金 融の世界的動向について紹介する。
99 年にスタートした地域通貨「ピーナッツ」は、商店街の活 性化だけでなく、商店街と農産物生産地域との連携や介護施 設立ち上げのバックアップなど数々の実りをもたらしていま す。商店街で恒例となった「第三土曜市」の日に訪問し、地 域通貨が実際にどのように活用されているのかを体験します。
私はドル崩壊論最盛期の1970 年代にドル体制がいかにして国際防衛協力の下にその覇権を維持しえたのかを「体制支持金融論」という概念で体系化した学者。その異端が今を語る。
食べ物や仕事、さまざまな家事労働……どれをと っても私たちの日常とグローバル化は密接に関わ っています。各地で実践されている地産地消の取 り組みについて、また持続可能な経済へ向けた発想の転換に ついてお話しいただきます。
ネオリベラルな市場経済の実態とは何か。グロー バル経済の基本的なアクターとしくみを押さえた 上で、「その動きの抑制・規制」と「オルタナテ ィブの構築」という2つの方向性について皆さんで議論して いきましょう。
「新しいもう一つの形の貿易」を追求するフェア トレード運動は、途上国の農民・零細生産者の自 立、貿易構造の改革、消費者運動という3つの目 的を持っています。市場の公正化について議論しましょう。
地域のニーズに応える事業を共同で起業するスタイルを紹介 します。こんなものがあればいいのに、あんなことがしたい な…あなたの周りにはどんなつぶやきがありますか?
直売所や農家レストラン、加工品の開発・製造・ 販売など、農村女性たちの新たな取り組みが、農 村だけでなく日本社会変革の可能性を持つことを 事例に基づき話したい。
社会的排除を乗り越え、連帯経済を実現可能とす る社会システムとはどのようなものか。ヨーロッパの社会福 祉・社会保障政策やそこに込められた政治的思想を知ること で私たちの社会における「共的スペース」の可能性を展望する。
日本国内では地域間格差が増大しているといわれ ています。そんな中で、住民が地域の医療ネットワークを立 ち上げた山形県庄内町を訪問し、講師のお話を聞いた上で、 医療生協やNPO、医療法人の方々のお話を聞きます。人び との協同によって実現できたケアシステムを学びます。
基本所得(ベーシックインカム)とは、全ての人が権利として 生活に足るお金の給付を受けることができるという考え方で す。日本には最近「新しい」構想として紹介されていますが、 200 年近い歴史を持つ考え方です。今回は1970 年前後のイ タリア、アメリカ、イギリスの女性たちの運動のなかでこの 考えがどのように要求されたかを紹介したいと思います。