PARC TOPオルタ2010年3・4月号

2010年3・4月号

  • A4版変形 56頁 800円+税
 2010年3・4月号

特集 政権交代と社会運動

2009年夏、民主党政権が誕生し、半世紀以上にわたって続いてきた自民党による政治体制に終止符が打たれた。民主党政権が誕生して半年以上が過ぎたが、多様な政治勢力を内部に抱える民主党は、さまざまな政策課題について目指す方向を明確に示すことができずにいる。
市民社会・社会運動にとっても、政権交代の意味は小さくない。私たちは、この新たな機会をどのように活用していけばよいのだろうか。政権側も市民側も政権交代という諸外国では当たり前の現象に不慣れ であり、政権内部に市民社会・社会運動に対する意識の大きな相違があるうえに、流動化している人々の意識を測りかねている。
今回の特集では、日本以外の国々において、市民社会・社会運動が政権交代とどう向き合ってきたのか、どんな成果を収め、どのように失敗から学んだのかを知りたいと考えた。政権の中 枢に入り込み、実現したい政策を推進するという方法を選んだ場合もあれば、政権の外部にとどまり政策提言を展開する場合もあるだろう。その時々の政権との応酬を通じて、市民社会・社会運動は鍛えられ、力量を上げていくだろう。

  • 対談 政治権力下の社会運動―「協同」のリスクと可能性
     東 俊裕×湯浅 誠
  • 韓国市民社会と革新政権の10年 李 時鐘
  • 李明博政権下の市民社会 安田幸弘
  • フランスの市民社会は政治とどう向き合っているのか エマニュエル・ボナヴィタ
  • 政治への参加をうながすドイツの政治教育 梶村太一郎
  • 「第三の道」とイギリス市民社会―市民参加をめぐるジレンマ 中島智人

連載

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