PARC TOPオルタ2010年5・6月号

2010年5・6月号

  • A4版変形 120頁 1000円+税
 2010年5・6月号

特別号 アジア連帯経済フォーラム2009 報告集

新自由主義のもとでのグローバルな市場経済は、人間や環境よりも利潤の追求を最優先とし、世界中の人びとから生きる権利を奪い続けてきました。

しかしこうした暴力的な経済の波に巻き込まれながらも、人びとは協同・共生・信頼に基づく小さな経済活動を、生きるために、暮らしの中で確かに紡いでいます。労働者・農民・消費者などの協同組合、市民がお金を循環させるNPO バンク、南北の公正な取引をめざすフェアトレード、貧困や社会的排除を解決するための共助システムの構築――これらが「連帯経済」と呼ばれる小さな経済活動です。

2009年11月、東京にてアジア各国から40名のゲストを招き、「アジア連帯経済フォーラム2009」が開催されました。5つの全体セッションと5つの分科会からなるフォーラムでは、日本とアジアの連帯経済の実践が出会い、経験交流と議論を行ないました。そのすべての記録をまとめた報告集です。

  • アジア連帯経済フォーラム2009 報告集発行にあたって
  • オープニング・セッション/北沢洋子(国際問題評論家)、ピエール・カラメ(FPH財団)
  • セッション1 グローバルに広がる連帯経済
  • セッション2 アジアにおける連帯経済―多様な実践をつなぐ
  • セッション3 連帯経済を促進するための社会的金融
  • セッション4 社会的企業の果たす役割
  • セッション5 連帯経済の達成をはかる指標と評価―ソーシャル・パフォーマンス・マネジメント(SPM)の視点から
  • 分科会A 社会的金融の可能性―グローバル・ローカルでの取り組みの拡大に向けて
  • 分科会B フェアトレードの拡大と深化
  • 分科会D 食と農の循環による地域の小さな経済づくり
  • 分科会E 国際連帯税―グローバル経済の規制と富の再分配
  • アジア連帯経済フォーラムコンセンサス文書
  • 賛同団体・助成団体・協力者一覧
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