PARC TOPオルタ2010年9・10月号

2010年9・10月号

  • A4版変形 56頁 800円+税
 2010年9・10月号

特集 韓国併合100年

1910年に、当時の大日本帝国が大韓帝国を併合し、朝鮮半島を領有してから100年が経った。南北に分断された朝鮮半島の現状をはじめとし、当時の傷跡はまだ根深く残っている。しかし、それぞれの社会がともに近代化する中で大きく変わってきた部分も少なくない。いま私たちが暮らす社会はどのような変容と膠着の末に成り立っているのか? そして私たちは過去と現在を理解した上でどういった未来を目指すべきなのか?
本特集ではこうした問いに対する答えを見つけるべく、これまでこの歴史を研究してきた人の視点、活動家として社会を見てきた人の視点、在日という日本と朝鮮の狭間に立たされた人の視点、さまざまな視点から「歴史」と「いま」と「これから」を見つめる。

  • 「韓国併合」合理化論と現在の認識
     趙 景達
  • 韓国社会における〈日本〉表象
    ―1990年代以後の変容から
     朴 海男
  • 対談:併合100年と「在日」の現在
     朴 慶南×林 綾美
  • 朝鮮植民地支配と南北分断のリンケージ
    ―韓国社会における性暴力・性売買の歴史から
     金 冨子
  • コラム:ドラマから見る朝鮮半島史
    『ソウル1945』で知った分断の歴史と人々の悲しみ
     中島 恵
    韓国ドラマ『土地』から見えるもの
     中川 緑

特別記事

  • 生物多様性条約(COP10)最大の争点
    ―「遺伝資源の利益配分」問題とは何か
     天笠啓祐
     
  • 連載

    • 【新連載】湯浅誠の反貧困日記 湯浅誠
    • 隣のガイコク人 取材・文/大月啓介(ジャーナリスト)
    • ゆらぐ親密圏−<わたし>と<わたし・たち>の間 海妻径子
    • 音楽から見る世界史 アンゴラ、民族のリズム 粟飯原文子
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