特集 3.11から1年―今、何が問われているのか?
東京電力福島第一原子力発電所の事故から
一年が経とうとしているが、
いまだ収束には至っていない。
この間、避難や除染の是非、
食の安全、被ばく労働の問題など、
私たちの暮らしと放射能に関する
様々な問題が生じてきたが、
その多くは答えが出ず、
十分な施策がとられないまま今日に至っている。
そして、話題の風化に伴って
社会は無関心になりつつあるのではないだろうか。
だが、そこには放置されたままの大勢の当事者がいる。
今、その人びとはどのように過ごしているのか?
何を思って生活しているのか?
改めて当事者が置かれている状況や、
日々直面する葛藤に光をあて、
未決の論点をもう一度浮かび上がらせるとともに、
私たち自身もそれに立ち向かう必要がある。
そこで、本特集では、
原発とカネ、避難の権利、農業のあり方、
そして被ばく労働という観点から、
現場の声に耳を傾け、共に解決するための道を探る。
- 原発マネーが作りだす都市・農村間対立/清水修二
- 分断されるコミュニティーと「避難する権利」/福田健治
- 加害者扱いされる農家/大江正章
- 「自己責任」では片付けられない
―福島第一原発事故処理労働の不正義/布施祐仁
第二特集 日本から世界に広がる原発産業
原発依存を世界に広める日本の原発輸出/田辺有輝
ベトナムへの原発輸出に対するこれだけの疑問/満田夏花
何が原発輸出を進めたのか―トップセールスという「ナショナリズム」/松本悟
福島第一原発で使用されたウランはどこからきた?/細川弘明
※P34-35の図表(地図)に一部記載漏れがございました。
修正したものをこちらからダウンロードいただけます。
・修正版図表
特別記事
アジア連帯経済の新しい展開/西川潤
連載
- ゆらぐ親密圏−<わたし>と<わたし・たち>の間 海妻径子
- 生活日録
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- 早耳!佐久間智子のしゃべくり放題
- オルタの本棚
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