「ブラック企業」という言葉がインターネット上で流行し、
さらには映画まで公開されてからというもの、
「ブラック企業」という存在は社会的にも広く認知され、
社会問題として認識されるようになった。
しかしながら、ブラック企業の数や、
その搾取の対象となってしまっている若者の数が
目立って減っている傾向はなく、
今もなお多くの企業が労働を搾取する経営体制を続けている。
これは必ずしも経営者個々人の問題だけではなく、
経済の仕組み、あるいは国内法や社会状況などが
ブラック企業の発生を助長させている
背景があるのではないだろうか?
本特集では「ブラック企業」の実態に光を当てつつ、
それを生み出す社会・経済の仕組みを明らかにし、
それを変えるための行動を模索する。