2012年12月の総選挙にて再び誕生した自民党政権。
「東日本大震災と福島第一原発事故を経た日本社会は
『脱原発』へと舵を切れるのか」
「新自由主義をさらに進めるTPPに、日本は参加するのか」
「米国とのさらなる『緊密な関係』を結ぶ日本は、
アジアの中で平和を築けるのか」
これらは私たち日本社会に生きる者にとって
切実な課題であると同時に、
国際的にも重要な関心事である。
しかし、日本のマスメディアからは
世界のまなざしはほとんど伝えられない。
時にはまったく逆の中身が
国内に「意図的に」伝えられることもある。
本特集では、いくつかの視点から、総選挙を中心にした
この一年ほどの日本の動きを、
海外メディアの視点からとらえていく。
重要な指摘もあれば、国内での私たちとの
実感や現実とのギャップを感じる報道もあるだろう。
しかしいずれにしても、私たちと世界を切り結ぶ
一つの視点として提供したい。