マルチ・ステーク
ホルダー主義
新しい国際政治の形を求める企業の戦略
世界の大手企業などが組織する民間団体「世界経済フォーラム(WEF、通称ダボス会議)」は
2009年に、「世界再構築のための戦略(グローバル・リデザイン・イニシアティブ:GRI)」を立ち上げた。
そこには、世界秩序の形成・管理・運営を担う仕組みを、各国政府による交渉や意志決定から、
多様な利害関係者(マルチ・ステークホルダー)が参加するものに置き換えようとする、
企業やエリートの構想が現れている。しかし、このマルチ・ステークホルダー主義の推進は、民主主義や
結果責任の追求(アカウンタビリティ)、法の支配などから見て、どのように評価できるのだろうか。
連載
- PARC理事 巻頭エッセイ/田中滋
- 都市を取り戻せ!/江上賢一郎
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