PARC TOPオルタオルタ2008年7・8月号



2010年アンポ?!

文=星川 淳

 編集部からいただいた連載テーマは、硬い言葉でいうと環境運動と社会運動の乖離、いまどきの言葉ならエコとサバイバル(生存)のギャップ。つまり、やや極端にいえば、日本の「エコ」はLOHASと同列で、ちょっと余裕のある層が遊び半分でやること、いっぽうの現実社会では、いまや多くの人びとが生きていくことすら難しい貧困の中にいて、二つの運動が出会い損ねているのではないか、という問題提起だ。

 これは新しい設問ではなくて、環境運動や環境思想の出自にも関係するし、私自身がここ30年ほど自問を続けてきた命題の一つでもある。そこで、改めてこの命題をいろいろな角度から考えていきたい。

(つづきは本誌にて!)

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