PARC TOPオルタ2008年7・8月号

2008年7・8月号

  • A4版変形 72頁 800円+税
 2008年7・8月号

徹底特集 世界食糧危機

2007年後半からの食糧価格の急上昇は、主食を輸入に頼る一部の途上国を直撃し、日本を含む世界各地に、その余波を広げつつある。全世界で現在、数十億に及ぶ人びとの生活と生存が脅かされ、同時多発的な暴動や政情不安も招いている。一方で、食糧生産量は年々増加しており、地球上のすべての人の必要を満たして余りあることも報告されている。“食糧余りの食糧難”という最悪の危機がなぜ起こるのか? 世界と日本、過去と現在を行き来しながら、生存の「糧」の支配という暴力構造を読み解き、負のサイクルからの転換を提起する。

  • 食糧危機のギャンブル的側面―火と煙の関係を考える 浜 矩子(エコノミスト)
  • 日本の畜産は、どこへ行く?―転機に立つ輸入依存型の農業経営 榊田みどり(農業ジャーナリスト)
  • 食糧自給と自由貿易―何が問題なのか 佐久間智子(翻訳家)
  • 「遺伝子組み換え」待望論をめぐって 天笠啓祐(ジャーナリスト)
  • 「共生」の破壊―南アフリカの現場から 津山直子(日本国際ボランティアセンター)
  • アフリカと食料―なぜ、農業大陸で食料が不足するのか 斉藤龍一郎(アフリカ日本協議会)
  • アフリカとバイオ燃料作物 稲泉博己(東京農業大学教員)
  • 食糧危機? いったいドコの国の話だ?! 岡井友穂(公称無職のよろず屋)

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