PARC TOPオルタオルタ2008年7・8月号



北京で考える(1)

文=丸川哲史


 4月の末の頃のことである。ぶらりとスーパーマーケットに買い物に行くと、そのフランス系のスーパーにいつもと違う光景があった。公安局の自動車が止められていて、また公安局の制服を着ていた数人が目を光らせていた。そのフランス系スーパーの大株主がダライ・ラマ14世に献金をしていた、ということに抗議する若者が集まろうとし、結局は止められて解散した後の光景であった。

 その後、友人から教えてもらい、そのような若者が集まるために利用するネットのブログなど見ているうちに、いままでなかなか分からなかったことか分かるようになってきた。

(つづきは本誌にて!)

ページの先頭へ戻る