PARC TOP>英文『AMPO』について
1969年、ベトナム反戦運動の中で英文雑誌『AMPO』の発行が始まりました。雑誌のサブタイトルは「A Report From the Japanese People's Movement(日本の民衆からの発信)」。このタイトルが語るように、英文『AMPO』はこの時代に日本で躍動した広い意味での新左翼や三里塚や水俣、沖縄などの動きを海外に伝える役割を果たしてきました。
そして英文『AMPO』が発行されて数年後の1973年、「アジア太平洋資料センター(PARC)」が設立されました。PARCが発行する『AMPO』は、国内の社会運動と海外の左翼・知識人らがつながる結節点となり、数々の運動を媒介してきました。当時、タイや韓国などのアジアの国ぐにでは民主化運動と、それを弾圧する政府との緊張関係が至るところに生じていました。自由な言論や表現活動が弾圧されるこれらの国の中で、英文『AMPO』は草の根の人びとをつなぐ役割を果たしたのです。
90年代以降、『AMPO』は60-70年代の社会運動を体現する記録として、国内外の研究者からも注目されています。
2010年秋には刊行された号のすべてを電子化(CD-ROM化)して販売予定です。詳細が決まり次第ウェブサイトにて皆様にご案内いたしますのでお楽しみに!