PARC TOP>PARCご入会・ご寄付のお願い
PARCにご縁のある皆さまへ
アジア太平洋資料センター(PARC)の活動は、多くの皆様に支えられて成り立っています。これまでPARCに関わってくださったすべての方々に、改めて心より感謝申し上げます。
皆様の日々のご支援のおかげでPARCは近年、下記の活動について一定の成果を上げられたと考えています。
>国内外のTPP反対運動の結節点として活動し、海外から得られた最新情報を日本の運動に届けること
>国内のTPP反対派・慎重派をネットワークし、拙速な妥結に反対している多くの意見を可視化すること
>「ブラック企業大賞」実行委員会を組織し、国内の「ブラック企業」に関する実態の調査、当事者の声の拡散、ならびに当該企業の告発をすること
>成長神話から脱却し、連帯に基づいた新たな経済のあり方を実践する国内外の事例を調査し、情報発信をすること。また、同様の取り組みを行う海外の団体、ネットワークと連携し、国際的な潮流を調査すること
残念ながら、まだまだ新自由主義による暴力を止め、PARCが目指すところの、世界中のすべての人が公正に人間らしく生活できる社会を実現するには、程遠い状況ではあります。しかし、これからも様々なかたちでの暴力に非暴力で抵抗し、今のようではない社会を実現するための活動を続けていく所存です。
そのPARCが今、深刻な経営の危機に直面しています。正直に申し上げまして、ビデオ作品や『オルタ』バックナンバーの在庫を除けば、資産はほとんど残っていません。2008年に姉妹団体パルシックと組織を分割し、新団体として活動を続けてきたこの5年間の累積赤字は1800万円です。預金口座には一時期スタッフの給与・事務所家賃を支払うに十分な額がなく、今年度11月に東京都内のNPOバンクから運転資金の借り入れを行ないました。そのおかげで一時的にしのげるようになったものの、財政危機に直面していることに変わりありません。NPOバンクには毎年、運転資金の借り入れ(つなぎ融資)をお願いしています。
事業体としての計画性が不十分、広報等の経営努力が足りないといった数々のご指摘、お叱りがあるでしょう。理事・スタッフ一同そのご指摘は謙虚に受け止めたいと思っております。総会でもたびたび監事・会員の方々から財政赤字の問題をご指摘いただいておりました。せっかくご指摘いただいた問題を、今の今まで解決することができていないことについては、本当に忸怩たる思いです。
事務局・理事会でも、これまでにいくつか試みをしてきました。自由学校は幅広い参加者層を引き付けるために従来の重厚長大な講座だけでなく、回数を短くし、身近な取り組みを重視した講座をいくつも企画し、新規受講生の獲得に努めました。その成果は今年度の受講生数にも表れており、2013年度は前年度比で約80名の受講生増と約300万円の受講料増を実現しております。ビデオについても『ブラック企業にご用心』、『誰のためのTPP?』といった時宜にかなった作品を制作し、これまでにない購入者層への普及に努めてきました。また、雑誌『オルタ』については、雑誌・書籍など紙媒体の販売が難しい社会状況を鑑みて規模を縮小し、経費・人件費の削減をしました。
冒頭に述べたような調査研究・政策提言の活動については、積極的にビデオ製作や雑誌『オルタ』の特集に活かすことで、事業収入を得られるように工夫をしてきましたが、十分ではありません。加えて、別途活動資金や、スタッフ人件費が必要とされてきました。これだけの活動を維持するための事務所維持費も決して少額でありません。
理事会・事務局では上記経営改善の取り組みをいっそう引き続き進めることを確認し、これまで毎年赤字になっていた単年度決算に関しては何とか採算が合う程度に改善される見込みになりました。しかし、累積赤字を減らしていくには、さらにもう一歩も二歩も努力が必要です。
そこで、PARCが40周年を迎える今年度を倒産することなく乗り切り、今後も継続的に調査研究、普及啓発、そして政策提言の活動を続けていくための支援を改めてお願いいたします。
@会員になってください
2013年11月末時点でPARCの会員は454名です。政府・企業の助成金に依存することなく、安定して活動を続けていくには、少なくとも600名の会員の方が必要です。
・自由学校受講生などでまだ会員になっていない方々には、是非会員になってくださいますようお願いします。
・様々な事情で一度会員を離れられた方には、大変勝手ながら、この機会にもう一度会員になってくださることをお願いいたします。
・すでに会員として支えてくださっている方には、なにとぞ引き続きのご支援をお願いいたします。
A寄付・カンパによる支援をお願いします
日々の運転資金のショートを防ぐには、短期的に約400万円の寄付・カンパが必要です。いついただいても助かるお金ですが、2013年度末までを目処に集めたいと考えています。
会員150名増と寄付金400万円の募集は、困難で無謀と思われるかもしれません。しかし、それなくしては、PARCが大変不安定な経営を続けることになるのは動かしようのない事実です。すでにご支援いただいている多くの方々には、追加のご負担となることも承知しております。お怒り・ご批判も覚悟の上です。
理事会・事務局でも追加の資金調達や会員勧誘の努力はしていきますが、なにとぞ皆様のご理解・ご支援をお願いいたします。
年会費は下記のようになっております。
一般会員 | 12,000円 |
夫婦・パートナー会員 | 18,000円 |
学生会員 | 8,000円 |
賛助会員 | 20,000円 |
・銀行振り込み・郵便振替の場合
下記ウェブサイトの入会申し込みフォームにご記入ください。
追って事務局から入会と入金方法のご案内を発送いたします。
>PARC入会申し込みフォーム
・銀行振り込みの場合
下記のPARC口座へ直接ご入金ください。
郵貯銀行 〇一九支店
当座0163403
名義 アジア太平洋資料センター
・クレジットカードでのご入金
下記ウェブサイトからお申し込み・ご入金ください。
一口1000円から受け付けております。
>PARCへの寄付(クレジット決済)
なお、今回いただいたご支援が有効活用されるよう、PARC理事会では以下の4点を約束いたします。
(1)定例の理事会で、財政再建計画に関して一層踏み込んだ議論を行う。
(2)議論された財政再建計画を次回のPARC総会で公表する。
(3)次回のPARC総会で、今回の財政支援の結果を公表する。
(4)今後、継続して財政支援をしてくださる方々のために、財政状況改善の取り組みの進捗を、漸次公表していく。(あるいはそのような仕組みをPARCの中に設けていく。)
※過去の活動・会計報告は本ページ下部のリンクよりダウンロードできます。
皆様からのご意見・ご提案も歓迎いたします。
何か気になることや、ご提案がありましたら、PARC事務局までご連絡ください。
また、私どもの力不足のため、このお願いが十分に広く知られないことも危惧しております。大変お恥ずかしい財政状況ではありますが、それを隠すつもりはありません。このことをより多くの方に知っていただき、少しでも多くの支援をいただけるように広めるのにもご協力いただけると幸甚です。
2013年12月
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 理事会・事務局
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