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ドキュメンタリー映画『バナナの逆襲』は、スウェーデンのジャーナリストでもあるフレドリック・ゲルテンが2009年に制作した"Bananas!*"と2011年制作の"Big Boys Gone Bananas!*"の2作品で構成されている。
バナナの逆襲1「敏腕?弁護士ドミンゲス、現る」
中米ニカラグアの12人のバナナ農園の労働者が、使用禁止農薬による被害を訴え、米国超巨大企業に対して起こした裁判を追ったサスペンス・ドキュメンタリー。
強大な企業の力を前に闘いを挑む、弁護士ホアン・ドミンゲス。多国籍化する食料生産システムの闇だけでなく、TPP問題やグローバリズムといった世界のいびつな構造を描き出す。
バナナの逆襲2「ゲルテン監督、訴えられる」
完成した新作ドキュメンタリー(バナナの逆襲1)が、ロサンゼルス国際映画祭でプレミア上映されることになった。意気揚々とアメリカに乗り込んだゲルテン監督。しかし上映直前、監督は多国籍企業に提訴され、上映は中止に持ち込まれる。
なぜ監督は訴えられたのか?超巨大企業は何を隠そうとしているのか?果たして映画は上映されるのか?
日本においても、メディア界の自主規制やTPP問題が話題になっている今、あるバナナ農園の労働者を描いた映画とその上映をめぐるこの2作品は、多国籍企業のビジネス戦略や表現の自由、そして世界のいびつな構造について、さまざまな問題を投げかけている。