特集 エコビレッジ
大量生産・消費・廃棄のサイクルから、持続可能な循環型社会への転換に向けて、様々なアクションが行われています。そんな中、自然環境と調和した生活環境、住まい方、生き方を模索する運動として近年注目を浴びているのがエコビレッジです。
定義にもよりますが、現在、世界には1万あまりのエコビレッジがあると言われます。農村での大規模な集団生活から、都市部のマンション型まで、そのあり方や指向性は様々。連携に向けた動きも活発化しています。特集ではムーブメントの背景、国内外の多彩な実践の数々を参照しながら、新しいライフスタイル・ムーブメントの可能性に迫ります。
- 地球環境時代のエココミュニティ 糸長浩司
- 自分を基点とした関わりの追求 ―クリスタルウォーターズの取り組み 野口扶弥子
- 日本のエコビレッジの今 ―首都近郊の三つの取り組みから 澤田佳子
- 建築は生活をデザインする 相根昭典
- ライフスタイルとしてのエコビレッジ ―暮らしの実践から学びの場づくりへ 佐野淳也
連載
- グラビア「here&there 10」 Mongolia―Living in a Manhole 写真/池田啓介
- 哲学はわからないものだから心配するな(10) 精神の革命―ビルマ民主化蜂起と「理念」の力 箱田 徹
- 生活日録 ラオス(2) 猿田由貴江
- ロングインタビュー テッサ・モーリス=スズキ 『北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる』 著者
- オルタの本棚 デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義―その歴史的展開と現在』 評者:中山智香子
- Book Guide 「カルチャー・ジャミング」について知るいくつかの文章 加藤賢一(気流舎)
- ドキュメンタリーの散歩道(10) 藤岡朝子
- 東ティモール通信(40)
- ワールドインフォ
・オーストラリア 若者はオーストラリアをめざす
・イラン ベネトンをめぐる騒動
・コンゴ民主共和国 ピグミーの挑戦
・ジンバブエ ボブ・マーリーとジンバブエ
- クリシェ渓谷(7) 城ドレイ+イラ姫
- もうひとつの世界はいつでもとっくに可能だ(9) イルコモンズ