PARC TOPオルタ2007年2月号

2007年2月号 ※完売

  • 600円+税
 2007年2月号

特集 バイオ燃料は理想のエネルギーか?

トウモロコシやサトウキビなどの作物を原料としたエタノール、ナタネ油、パーム油、廃油などを原料としたディーゼルなど、「バイオ燃料」が注目を浴びている。高価な原油への依存を軽減し、温暖化ガスの排出削減につながると、ここにきて各国が競い合うように研究と増産に力を入れつつある。
一方、これらの作物が大々的に代替エネルギーに振り向けられれば、食用および飼料用穀物の不足、低所得国の食料を先進国のエネルギー利用によって奪うなどの事態が生じかねない。また、耕作地の拡大や増産による森林破壊や土壌劣化、水の枯渇など環境問題も懸念される。「畑で採れるエネルギー」の功罪について考える。

  • 新エネルギー戦略がもたらすもの 天笠啓祐
  • 社会・環境問題としてのバイオ燃料 佐久間智子
  • 食糧輸入国・日本とバイオ燃料 泊みゆき
  • パーム油生産の光と影 満田夏花
  • ブラジルのエタノール生産事情 福代孝良

連載

  • グラビア「here&there 2」 Tokyo―drawn from memory 写真/斎藤忠徳
  • 哲学はわからないものだから心配するな(2) 「人文」の未来 宮崎裕助
  • 数字は語る(2) フードマイレージ 古沢広祐
  • カラダに悪い健康食品(2) DHC・メリロート
  • 生活日録 ブラジル(3) 高橋直子
  • ドキュメンタリーの散歩道(2) 藤岡朝子
  • ジャフナ通信(16)
  • ワールドインフォ
  • インタビュー 森 達也――『東京番外地』著者
  • オルタの本棚 廣瀬 純著『闘争の最小回路』 評者:酒井隆史
  • Book Guide 「格差社会論」を突き抜ける 西澤晃彦
  • 城のドレイのマイルール(12)
  • もうひとつの世界はいつでもとっくに可能だ(1) イルコモンズ
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