特集 イスラエル/レバノンから読み解く中東問題
政治に翻弄される人びとの姿。イスラエルの過剰な行動の理由。眼と鼻の先で破壊と殺戮を続ける自国軍を公然と支持するイスラエル人の感情。戦争の舞台となったレバノンの社会的・歴史的背景……。「対テロ戦争」に象徴される政府主導の言説図式をマスメディアが垂れ流す今、表層的な戦争報道の覆いを引き剥がしつつ、イスラエル/レバノンというフィルターを通して今日の中東問題、そして世界のありようを考えていきたい。
- 終りの見えぬ狂想曲 臼杵 陽
- レバノン――再び迫り来る危機に向けて 黒木英充
- 「イスラエル国民」の戦争――力に酔いしれる「弱者」 田浪亜央江
- 破壊と殺戮に晒されたレバノン――現地報告 豊田直巳
- 私たちは今、破滅的な中東戦争か和平かの岐路に立っています マスウード・ダーヘル
緊急
スリランカ内戦
レバノンの状況がメディアで連日報じられた今年の夏、スリランカでも内戦が再燃し、戦火はPARCが事務所を構えるジャフナにも及んだ。20年にわたり続いた民族抗争の果てに辿り着いた和平への努力は、水泡に帰すかどうかの瀬戸際を迎えている。
戦闘激化に伴う難民支援の緊急課題 中村尚司
とらわれのジャフナ――激戦・孤立 小野山亮
連載
- グラビアpeople's Eye19 ハイチ 苦境の中の「生」の輝き 佐藤文則(1)
- わたしの平和論8 「平和憲法」実践の積極的提案を 小田 実
- 今ヨムこうヨム時代の書6―石牟礼道子著『苦海浄土』星埜守之
- 生活日録 シリア2 松原康介
- せかいの体に効くハナシ6 「気功」 吉野佳子
- ワールドインフォ
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