PARC TOP>オルタについて
「オルタ」とは、オルタナティブ(alternative…今のようでない、もうひとつの)という意味です。「今のようでない社会」をつくり出すための世界各地の思想や挑戦、人びとの姿を紹介し、暮らしと文化を私たちの手に取り戻す手立てを探ります。「もうひとつの世界」を構想する雑誌です。
※『オルタ』は2013年5月号よりリニューアルし、月刊誌となりました。
マルチ・ステークホルダー主義
新しい国際政治の形を求める企業の戦略
世界の大手企業などが組織する民間団体「世界経済フォーラム(WEF、通称ダボス会議)」は
2009年に、「世界再構築のための戦略(グローバル・リデザイン・イニシアティブ:GRI)」を立ち上げた。
そこには、世界秩序の形成・管理・運営を担う仕組みを、各国政府による交渉や意志決定から、
多様な利害関係者(マルチ・ステークホルダー)が参加するものに置き換えようとする、
企業やエリートの構想が現れている。しかし、このマルチ・ステークホルダー主義の推進は、民主主義や
結果責任の追求(アカウンタビリティ)、法の支配などから見て、どのように評価できるのだろうか。
PARC役員 巻頭エッセイ/都市を取り戻せ!/PARC自由学校INFO/ほか